雑記

とある日の日記[2010年10月06日]

さて、今日は幼馴染Aが川崎に帰還していたので、一緒にメシを食いにいくことになった。
せっかくだから、と、同じく幼馴染Bを誘うことにして、Bの家にいく。
一人暮らしを始めたばかりのBの家に着いたが、何やら様子がおかしい。

ごくり、、、

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いつもは何もないB家の玄関、、しかし今日に限っては違う。
何か、禍々しい雰囲気が立ち込めていた。
例えるなら、木曜日の夕方、空は曇り、今にも雨が降りそうな、、、
ドラえもん~パラレル西遊記~で「いつもと違う、、」と、のび太が感じるような、、、
凶兆を孕んだ空気が漂う場所と化していた。

おそるおそる、Aと俺は玄関に近づいてみた、、、

どくん。

一歩進むごとに心臓は重く脈打つ。

どくん。

重い鼓動は、赤黒い血液を鈍い速さで全身に運ぶ。

どくん

赤黒い血液には、感情、”恐怖”が混ざっていた。

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こ、、こんにゃくだぁ!
群馬産だぁ!!
こんなところにこんにゃくが仕掛けられているなんて。

これは、一歩間違えれば命すら落としかねないトラップだ。
Bの家の付近は、治安あまりよくない場所にあるので、
何かトラブルに巻き込まれているという可能性は充分ありえる。
その時、Aが叫んだ。

「キ、、、キム!!」

こんにゃくを見つけた時の戦慄も抜けきらない俺には、
Aの叫び声は、更なる恐怖へと誘う警鐘以外の何者でもなかった。

「どうした!?」
振り返ると、Aは足元に視線を落としながら震えている。
Aの視線を辿るように、俺は視線を落としていく。
まるで、ぐにゃりとした体の魔物に首根っこを掴まれて、
無理矢理に頭を下げられているかのようだ。

ゆっくりと、ねっとりと、落とされていく視線。
その先には。

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「う、、うぐっ、、、ひどい、、」
俺はこみ上げる吐き気を抑えた。
足元にあったのは、一枚の手紙と、丼に入った物体。

手紙には「お風呂道具一式 とりあえず置いておきます (母)」と書いてある。
360度オールアングルから丼を見てみたが、
どのアングルから見ても確実に「うどん道具一式」だった。

一見タオルに見えるその白い塊は、香川を彷彿とさせるうどんであり、
一見シャンプーに見えるその容器には、黒く、濁々としたそばつゆが破裂せんばかりに詰まっている。
小さな香川が、そこにあった。

「キム、、、これ、、ヤバイんじゃ、、、」
「ああ、、(母)とは書いてあるけど、これは確実に母を装った何者かの仕業だろう、、」

Bの家がこのような惨状なのだ。
こんな状態を目の当たりにしてしまったら、我々の一番の心配はBの命だ。

Bの命を案じるだけでなく、「今、Bはどこにいるのか?」を考える必要がある。
いや、考える前に行動だ。
俺は携帯電話を取り出し、すぐさまBに電話をかける。
携帯からは、永遠とも思えるようなコール音が鳴り響く。
コール音が止まる。

「留守番電話サービスに、、、」
出ないか、、、

Bがいくような場所はないかと考え、祈るように首をあげた時、
さらに信じられない光景が広がり、俺の瞳孔は光を求めて全開することになる。

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なんだ魔界だったんだ。
それなら納得。

俺たちはその場を後にした。
そんでピノ(さつまいも味)食べて帰った。